
| 奈良ノ木国有林は、まんのう町琴南にある桧や杉の山です。国道438号線、まんのう町役場美合出張所を過ぎ、徳島県境のもうすぐ三頭トンネルという辺りで、西斜面を上って行ったところにあります。標高900メートルの頂上付近では眺望が開け、尾根筋に濃い緑の奈良ノ木国有林がみえます。 |
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| 国有林とは、国が管理する森林です。香川県内に7500ヘクタール余り、そのうち人工林は5000ヘクタールを占めます。水源かん養保安林などの機能が発揮できるよう、間伐などの木材生産をおこないながら、健全な森林が整備されています。 木材の不足した戦後、木材を生産することを目的に桧や杉が植えられました。それらが成長し、建築用材としてようやく利用できる時期を迎えました。 |
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間伐作業には、架線を架け材を運び出す架線集材や、作業路を通し運搬車で運び出す集材方法があります。今回伐採する奈良ノ木国有林の30ヘクタールの林は、作業路を使って約30パーセント間伐する予定です。 30パーセントの間伐とは、並んで植えられている木の4列のうち1列を伐り、その他、作業路設置のための支障となる木や成長が遅れている劣性木を伐る程度です。 間伐が終わったところでは、木の足下まで陽が差し込み、間伐後数年たった森では、広葉樹が緑豊かに育っていました。 |
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| 6月の梅雨の晴れ間に、香川森林管理事務所の横山所長、伊藤さん、神門さんに間伐の現場をご案内いただきました。
この日の作業は森林整備のための間伐作業で、伐採・搬出を請け負う高知県の福留林業さんが行っていました。山では伐採・搬出を「素材生産」とよんでいます。福留林業さんは「素材生産業者」さん。「素材生産」とは、作業路を作り、木を伐り、集め(集材)、運びやすいよう枝をはらい(枝はらい)、切りそろえ(玉切り)、出荷すること。桧や杉を生産している「山の現場」ならではの言葉です。 |
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斜面に立っている木をチェーンソーで伐っていました。残念ながら作業路からは見ることができませんでしたが。 ワイヤー(ウィンチとグラップル)がついたパワーショベルで、2,3本づつ、ずるずると作業路まで引っ張り上げます。(写真・黄色い機械) |
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| 尺竿で長さを計り、チェーンソーで、玉切りしていました。 | ||
| 同じような作業を、高性能機械・プロセッサでもおこなっていました。これは、運ぶ・枝はらい・長さを測り・切るという作業を1台ですることができます。 |
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作業路から、運搬車に積み、土場(材をまとめてトラックに積む場所)まで運びます。 |
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| 奈良ノ木国有林の桧は、50年以上かけて成長した良い材です。 国有林は計画的に木材を出荷し、市場を安定させる役割も担っています。今年度は、香川森林管理事務所管内で丸太にして約6000立米を間伐する予定です。このような間伐現場は、ここ奈良ノ木の他、塩江や琴南、仲南地区などに何カ所かあります。 柱など製品となった桧や杉を見慣れている「町」の私たちの、まさに「近くの山」に木材の素材生産現場はありました。 これから、桧は山を越え、徳島県三好の原木市場に出荷されます。 |
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